子供たちは凹んだ体験を積んでいますか
凹んだ体験していますか。 ひとひま です。
最近ということもないかもしれませんが,ちょっとした事で激しく落ち込み,場合によってはメンタル疾患に至る若手が多くいると聞きます。
子供のころに叱られたり,失敗して落ち込んだりした体験が減っているのではないでしょうか。特に今は体罰が禁止になっていることで,先生たちがひるんでしまって,叱る場面が減っているように感じています。
競争の要素も減っているような気がします。学芸会などは主役が何人も変わりながら演じたりします。昔は一人でやっていたような記憶が。
子供の頃を思い出すと,近所のおじさん,おばさんに悪いことをすれば叱られ,学校でも先生たちに叱られひどく落ち込むことも多々ありました。
社会で生活していくと,理不尽な出来事に多々出くわします。完全な平等社会でもないですし,世の中いろいろな人がいますので,これは避けられない事実です。
でも今の子供はその理不尽さを覆い隠して,育てられているように思えます。昔は子供のなかでも理不尽な出来事がいくらでもあったような気がします。
子供の頃に小さな凹んだ体験を繰り返しながら,少しずつその対応方法を学んで行くのですがその機会が激減した結果,社会に出た時に耐えられなくなるのではないでしょうか。耐性がないんですね。
かわいい子には旅をさせないと,耐性が育たない気がします。
今の社会情勢や家庭環境を考えると,このような体験をさせることは難しくなっているのかもしれませんが,子供のうちに社会は理不尽であることを体感させていくことは必要なことでしょう。