人生しょせん暇つぶし

人生しょせん暇つぶし。暇つぶしに収穫したネタを外部記憶に。

中国社会にみる子育てとの関連性は。。。選択

http://www.flickr.com/photos/57768536@N05/8088851973

photo by Theen ...

子育てはいろいろ大変です。 ひとひま です。

 

先日こんな記事を見かけました。

自分の不幸は他人のせい~無責任体質はどこから来るか - WISDOM

 

内容は中国人のメンタリティはどこから来ているのかに着目した記事となっております。

 

さてこの記事と子育てどこに関係があるのでしょうか。

 

「自分で選んだのではないから、自分に責任はない」

 この一文がすごく気になりました。

 

記事は少し前の中国の状態を分析しておりますが,職業の選択だけでなく,普段買うものも配給であったり,商品の選択の幅がまったくないため,あるものを買うしかない状態となります。

 

この状態になると,人は「自分で選択した」わけではないので,なにか問題があったら「悪いのは商品のせい」「悪いのは他人のせい」「悪いのは政治のせい」などと責任を外に向けてしまいます。ひとは自分で選択することで,その責任も自分でとれることになるということです。

 

子育てを考えてみると,子供に対してついつい「あれしなさい」「これしなさい」「危ないからこれはしちゃだめ」「あのことは遊んではだめ」などと指示をしてしまいます。

 

小さいうちは特にですが,子供にとって親は絶対なので言われたことを守ろうとします。この結果,子供は自分で選択して決めた行動ではないので,自分で責任を取ることは無くなってしまいます。

 

「決めたのは親だから,なにかあっても親のせい」

 

これはやがて「おれが仕事につけないのも,社会のせい」みたいに自分以外に責任を向けながら,ひきこもりにつながったりするのではないでしょうか。

 

まさに最初に紹介した記事にかいてあるとおり「自分の不幸は他人のせい」にしてしまう子供の出来上がり(そのころは大人かも)です。

 

どこにポイントがあるのか。

 

やはりどんなに小さなことでも,小さい子供の頃から自分で決めさせることが重要なのだと思います。こんなに小さい子には決められないと思うし,なかなか決めてくれずイライラすることもあるかもしれませんが,少しだけ待ってあげてみませんか。

 

人は自分の人生は自分で決断しながら生きていかなければならないのです。そのための訓練です。そして自分で決めたことは,自分でなんとか成し遂げようとするモチベーションにつながります。

 

親の思いどおりにならないことばかりかもしれませんが,それでも信じて待ってあげることが必要なんだと思います。きっとその信頼に答えてくれます。

 

 

でも,なかなか待てないんだよな〜。。。親も修行ですね。