人生しょせん暇つぶし

人生しょせん暇つぶし。暇つぶしに収穫したネタを外部記憶に。

子供への携帯・スマホはいつから持たせるべきか(その5)

携帯電話・スマホ

年頃の携帯お悩みモードです。 ひとひま です。

さて子供に携帯・スマホを与えるべきか。与えるならいつ与えるべきか。どのような条件で与えるべきか。考えなければならないことはいっぱいありそうです。

子供に携帯・スマホを与えるべきか

今の世の中の状況を考えると,避けられないでしょう。無条件とはいかないので,考えなければならないことはたくさんありそうですが,場合によっては年頃の娘とのSNSやメールなどを通じたコミュニケーションのきっかけになる可能性もあり,お父さんにとっては良いきっかけになるかもしれません。

いつ与えるべきか

はっきり言ってこれには答えがありません。必要な時期になったら,では無責任ですが,これが答えのような気がします。各家庭で状況は異なるでしょう。

ひとひまは,高校入学のタイミングと考えています。 塾などの迎えなどの事情があれば,もう少し早くするのもありだとは思いますが,常時必要な感じまではしていないです。

友達との関係性を見ていても,なかなかはっきりのノーの表現ができない感じがあり,トラブルに巻き込まれる可能性が高そうとも感じています。実体験での訓練が必要な部分もあるので,携帯から遠ざければよいというわけではありませんが,もう少し実体験を積ませたいと考えています。

どのような条件で与えるべきか

以下の記事で紹介されているところが参考になります。

スマホ少女の憂鬱、スマホ少年の暴走~今、10代が危ない - 第11回 鍵になる「ルール作り」、親は子供のス...:ITpro

これの3ページ目にある「黄金の1週間」がキーポイントになります。

最初の1週間にルールを徹底することでその後の1年が決定するため、最初の1週間を黄金のように大切に扱うという意味だ。子供たちに習慣がついた後の修正は、教育のプロである教員にとっても非常に難しい。

 途中からだと子供自身が納得しづらいというのももちろん理由の一つだが、それ以上に子供たちの間に暗黙のルールができてしまうためである。「この先生の授業は少しくらいおしゃべりしても許される」「この先生は忘れ物には非常に厳しい」などだ。子供たちへの最初のインパクトこそが重要で、それが途中で変わると子供たちは強い不信感を持つ。

はじめが肝心ということですね。ルールを緩めることは簡単だが,締めることは難しいです。

ではどういったルールにするのか。

少し前に話題になりました,携帯を与える18条の使用契約書が参考になるかと思います。

13歳の息子へ、新しいiPhoneと使用契約書です。愛を込めて。母より

簡単にまとめてみます。

  1. 俺の携帯を貸してやるぜ。
  2. 勝手にパスワードつけんなやー。俺に知らせろ。
  3. 電話にはでるのが当たり前じゃ。
  4. 電話は時間貸しじゃ。時間になったら返しや。
  5. 学校への持ち込みは禁止じゃ。直接話せや。
  6. 壊したら弁償じゃ。小遣い貯めとけや。
  7. 喧嘩や,いじめのための道具ちゃうで。
  8. 面と向かって言えないことを,SNSやメールに書くなや。
  9. 友達の親に聞かせられないことを,SNSやメールに書くなや。自制せいや。
  10. エロ禁止。(うまくやれ by 父)
  11. マナーモードが必要な場面を考えろや。お前を信じとるで。
  12. 写真やばいで〜。一生残るで〜。消せないぞ。特に自エロ。
  13. なんでも写真に取らず,頭に焼き付けろや。記憶力を使え。
  14. 時々携帯忘れてきや〜。なくても生活出来るで〜。
  15. 普段聞かない音楽を聞いてや。ジャズやクラッシックなんかどうや。視野広げや〜。
  16. 時には頭使うパズルゲームとかやってみ〜。パズドラちゃうで。
  17. そこにある情報が全てやないで。いろいろ実体験せいや。ググっても解決せえへんで。
  18. 破ったら,やり返す。元返しだ!

こうして見ていくと,基本的な要素はここにあると思います。うまくアレンジして活用してみると良いでしょう。最初にも書きましたが,黄金の1週間です。使いながらルールを決めていこうね。というのは絶対ダメです。人間一度覚えた便利さは麻薬であり,なかなか抜けられません。家族関係までぎくしゃくしてしまいます。子供は欲しいために下手にでるので,そこをうまくコントロールして見てください。

もう一つ大事なことがあります。それは「話し合い」です。普段会話は少ないかもしれませんが,こんな時だからこそじっくり話し合って見てください。子供と一緒に決めた。子供も自分が決めたと思わせることが,今後守らせるための重要な鍵になるはずです。人間自分が決めたことは守ろうとする気持ちがあります。そこをうまく使ってください。

きっとこの話し合いで,以外に子供が論理的に話が出来るようになっていることに気づくかもしれないですよ。お父さんも商談をまとめるつもりで頑張ってみましょう。

自分のことを気にかけてくれている,心配してくれている,守ろうとしてくれていると感じてもらうことが,携帯を与えるよりも必要なことだと思います。

このときの行動が,子供が危機に陥りそうなときにシグナルを出してくれることにつながると思います。子供はつながりを求めていますよ。

携帯にするか,スマホにするかそれが問題だ。 これはこれで難しい。

あっ「iPod touch」は要注意ですよ。音楽聴きたいからっておねだりするかもしれませんが,基本iPhoneと同じですよ。Lineも普通に使えます。今どきWiFiなんてどこでもありますからね。