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子供への携帯・スマホはいつから持たせるべきか(その4)

携帯電話・スマホ

年頃の携帯お悩みモードです。 ひとひま です。

スマホ依存症について整理して見たいと思います。

スマホ少女の憂鬱、スマホ少年の暴走~今、10代が危ない - 第10回 「ネット依存の中高生が約52万人」の波...:ITpro

中高生のスマホ依存が約52万人と紹介されています。全体数からの割合だと約8%で,40人クラスで3人程度になります。

男の子の場合はゲームへの依存,女の子の場合はSNSへの依存なのでしょうか。しかし依存の元をたどると,人とのコミュニケーションに行くつくようです。

どこで見た記事かは思い出せませんが,SNSでかわされる会話は,ほんとに他愛もない日常的な会話のようです。「今起きた」「学校行くね」「このドラマ面白い」みたいな。昔なら会って話すようなことがSNSで繰り広げられているみたいです。

今はLineが圧倒的なようですが,この機能にある「既読」つまり相手が読んだかどうかがわかる機能ですが,これが曲者のようです。読んだのに返事が遅いことが伝わってしまうので,すぐに返事をする。自分の話題が出ているとき乗り遅れないように常にチェックする。こんなことがありながら手放せなくなっていくようです。どちらかと言えば仲間からハブかれる恐怖から繋がっているようにみえます。

この依存から断ち切るのも人とのコミュニケーション。リアルなコミュニケーションです。結局人は人とつながっていたいし,自分を理解して欲しい,自分の話を聴いて欲しいという欲求が強くあります。

それを家庭で解消できたり,友達同士で解消できたりするのが一番よいのでしょう。特に家庭では話を遮らず,説教せず聞き役になることで,隠し事をしたりしない関係が築け,トラブルが起きた時にいち早く察知し,対処ができる関係が必要なのでしょう。

でも忙しさをいいわけに,ついついおろそかになってしまう部分です。最近では会社でもコーチングなどを通じて傾聴,とにかく話をよく聴いてあげましょう,という流れもあり,それはそれで消耗しますが,家に帰ってもとなるとさらに疲れてしまうかもしれないですね。でも聴くことで見えてくることもたくさんあります。特に年頃の娘との関係は微妙になりがちですが,聞き役になることで少し距離が縮まる気がします。大事なのは決して説教せず,共感して聴いてあげることです。求めていないのにアドバイスをしないことです。

人はみな話を聴いて欲しいんです。

こうやってリアルが充実することで,バーチャルなSNSに逃げ込む可能性が低くなるのではないかと思ったりしています。

スマホをコミュニケーションのための大事な道具にするのではなく,ただの一道具として使いこなせるスキルを身につかせてあげたいですね。

ただ何事も体験しないと伝わらないこともあるので,一度は通らないと行けない道かもしれないです。