子供が溺れるのは海やプールだけではありません お風呂に注意
お風呂の水 ためっぱなしにしていませんか。 ひとひま です。
今回は子供の溺水について考えてみたいと思います。
0〜4歳の子供において不慮の事故で亡くなったうちの2割は溺死だそうです。
さらに0〜1歳の8割はお風呂で溺れて亡くなっているそうです。
子供の安全ネットワーク・ジャパン SAFE KIDS NETWORK JAPAN どう防ぐ子供の事故!【13】小児の溺水(1)
この数字どう思われましたか。安全なはずの家の中に潜む大いなる危険です。外国の統計と比べても子供の溺死の割合は圧倒的に高いそうです。また亡くなっている数以上にお風呂で子供が溺れた,落ちたという事故が発生しているはずです。
なぜか?
お風呂をためて入る文化。そしてその風呂の残り湯をそのままとっておき,翌日の洗濯や水撒きに使う生活習慣が大いに影響しています。また浴槽の床面からの高さが低く,バランスを崩して落ちてしまうケースもあるようです。普通なら泣き声などで慌てて駆けつけるはずですが,水に落ちていて泣き声を出すこともできず気づかないケースもあるかもしれません。
一緒にお風呂に入れている時にも事故が起きることがあります。
これは母親が子供を浴槽用浮き輪で風呂につからせて,頭を洗っている間に発生した事故です。赤ちゃんは重心が頭に近いので,バランスが崩れてしまったみたいです。
一瞬の油断が取り返しのつかない事態を招きますので,注意が必要です。
我が家では,2歳くらいまではお風呂の残りを溜めておくのをやめました。やむなく溜めておく必要があるときは,風呂に鍵をかけていました。とはいうものの鍵をかけるのは忘れがちで危険なので,なるべく溜めないようにしました。もったいないお化けが出そうですが,子供の命には変えられません。
繰り返し書きますが,四六時中見張っていられるわけではないので,少しでも危険を排除しておきたいと考えていました。やはりチビがいる家でのお風呂は危険度が極めて高いと思います。即窒息につながりますからね。
ちなみに最初に紹介したサイトでは3歳までは残し湯禁止と書いてあります。2歳まででは足りなかったんですね。またその他の方法として,お風呂場にセンサーを付けて,風呂に近づいたら警報で知らせる仕組みも提案されています。
家にプールがある豪邸の方や,庭に池がある邸宅の方も気をつけてくださいね。
こちらのサイトは,他にもいろいろな危険性について,具体的な事例を交えながら紹介していますので,一度目を通されることをおすすめします。新たな危険の認識につながるとよいですね。